「デイサービスの新型コロナ感染対策」デイホーム土屋たいわ

デイサービスの新型コロナ感染対策 ~デイサービス内の環境と送迎時の対策~

最近、ケアマネージャーさんとお話をしていると、新型コロナ感染が怖くて、デイサービスに行けない…。とおっしゃる方が多く、外に出る機会がないまま、介護度が進行していく方が増えていっている、というお話をよく聞きます。

介護予防としても、ぜひデイサービス(通所介護)をご利用いただき、外へ出かける機会を持ち、体を動かしたり、楽しみを持つことで、いつまでも元気でお過ごしいただきたいと思います。

皆様に、安心してご利用していただけるよう、私たちデイサービスの職員も、感染症対策を常に学び、対応しております。

今日は、当事業所、『デイホーム土屋たいわ』で、実際に行っている、新型コロナ感染対策をご紹介したいと思います。

さて、令和4年12月現在、宮城県では、オミクロン株が流行しています。

オミクロン株の感染経路は、【飛沫感染】と【エアロゾル】の吸入が多いと言われています。

【飛沫感染とは】

飛沫、というのは、咳やくしゃみをすると、口から水滴が飛び散ります。この水滴にウイルスや細菌が含まれていると、受けた側は感染してしまいます。

会話をしていても飛沫感染は起こります。ですから、相手との距離をとること、マスクをすることが有効とされています。

アクリル板などのパーテーションの仕切りについては、咳やくしゃみを直接浴びない、という面では有効ですが、その場合には、頭が隠れるくらいの高さが必要です。

(反対に吊り下げるタイプの仕切りの場合、そこに空気がたまってしまうので、効果がなくなるばかりか、逆に感染源になってしまうことがあるので注意しましょう。)



【エアロゾルとは】

エアロゾル、というのは、浮遊する微小な液体または固体の粒子のことで、気体中に液体や固体の微粒子が広がった状態のことを言います。

つまり、空気中をただよう微小粒子の飛沫の中にウィルスや細菌等の病原体が含まれていて、この微小粒子を介して感染することを指しています。オミクロン株の場合には、それが起こりやすいのです。

空気がそこにとどまらないように、空気の流れを作ってあげることが大切になります。

【デイホーム土屋たいわで行っている換気対策】

最も有効なのが、換気です。

窓が2方向にある場合には、窓を開けて換気します。換気扇も使い、うまく空気を逃がします。

換気扇自体が汚れていては、そこにウィルスがたまってしまうので、換気扇はいつもきれいにしておきます。

【ご利用者様へのご協力をご依頼しています】

ご利用前の体温測定と健康チェックを行わせていただいております。

また、マスクの着用をお願いし、デイホーム土屋にいらっしゃいましたら、まずは手洗いうがいの励行をお願いしております。

【感染リスクの高い場面】

食事、入浴、口腔ケア時には、ご利用様がマスクを外すことになるため、職員はマスクの他に、ゴーグル、アイガード、フェイスシールド等を着用し、濃厚接触になるのを防ぐようにしています。

≪ 食事 ≫

食事時は、お隣の方との距離をできるだけあけるようにしています。

楽しくお話ししながらお食事を召し上がっていただきたいところではありますが、そうするとリスクが高くなってしまうため、黙食をお願いしております。

楽しい雰囲気で召し上がっていただきたいので、食事時には明るい音楽の中でお食事を召し上がっていただいております。

≪ 入浴 ≫

デイホーム土屋たいわでは、お一人ずつの入浴になります。

入浴中は、窓を開けての換気はできないため、入浴後は、10分間の換気タイムをつくり、換気が終わった後に次の方に入浴していただいております。

≪ 口腔ケア ≫

口腔ケアの準備を職員が行います。口腔ケアはできるだけ、ご自分でしていただくようにお願いしております。

介助が必要な場面では、アイガード(フェイスシールド)、マスク、ディスポグローブ(使い捨て手袋)を使用して、介助に当たります。

【送迎時の新型コロナ感染対策】

さて、デイサービスで最も対策が必要な場面になってくるのが送迎時の新型コロナ感染対策です。

デイホーム土屋たいわでは、送迎時間が平均30分と長く、次のような対策を行っております。

まずは、乗降前の健康観察から始まります。

体調確認と、体温測定を行わせていただいてから、乗車していただきます。携帯用の手指消毒用スプレーを常備し、それを適宜使用します。

車内は、外気モードにします。風量は中以上です。こうすることで2分以内に車内の空気が入れ替わるというデータがあるそうです。

さらに、万全をきたすために、後部座席の窓を少し開けて、空気の通り道を作ります。冬はちょっとだけ寒いのですが、ご協力をお願いしております。

降車後は、手が触ったと思われる部分を消毒します。

まとめ

以上が、デイホーム土屋たいわで実践している新型コロナ感染症対策になります。

もちろん、ご紹介したコロナ対策は一部であり、基本的には、『標準予防対策(スタンダードプレコーション)』を遵守し、適宜手指衛生や、環境整備を行っております。

新型コロナウィルスは変異もあり、なかなか対策が難しい現状です。

ですが、今後とも定期的に感染症の勉強会を開催したり、指導者の下、感染症対策についても、常に見直しを図り、必要な対策を十分にとることで、皆様に安心してデイサービスに来ていただける環境を整えていきたいと思います。

皆様も、感染症に負けない体づくりをして、元気にこの冬を乗り越えていきましょう。

▽執筆
デイホーム土屋たいわ 管理者 織田由加
介護支援専門員/介護福祉士/保育士/社会福祉主事

▽参考サイト
宮城県 新型コロナウイルス感染症対策サイト

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