デイサービスを利用したい!デイサービスの利用に必要な費用とは?

平日の日中を中心に、通所型の介護サービスをお願いできるデイサービス。

デイサービスは自宅で生活している方を対象としたサービスで、必要な筋力や身体機能の維持をサポートしたり、社会から孤立しないよう社交の場を設けたりすることが目的です。

またご家族の介護にかかる負担を軽減する上でも、現在の日本では欠かすことのできない介護サービスといえます。

今回は実際にデイサービスを利用したいと考えている方の参考になる、デイサービスの費用について簡単にご説明いたします。

基本的には1回あたり2000円以内で利用することができる施設が大半ですが、デイサービスの特色を理解した上で料金を比較してみると、施設による費用差の部分がより分かりやすく見えてきます。

目次

デイサービスってどんなところ?

デイサービスは、以下のようなサービスを提供する通所型の介護施設です。

  • 機能訓練(リズム運動や脳トレ、歩行訓練、お口の体操など)
  • 食事
  • 入浴
  • レクリエーション 

これらを中心に介護サービスを提供しています。

サービス内容については施設によって様々な趣向を凝らしています。

デイホーム土屋でも、手作りの味にこだわった食事を提供する施設もあれば、隣接する畑から採れた野菜を提供する施設もあり、食事一つをとっても特色があります。

レクリエーション内容も施設によって様々で、たこ焼きパーティーや紅葉狩りなど、地域や職員の特色を活かした内容になっています。

クライアントやご家族の希望にあったデイサービスを選んでいただくと、より充実した時間を過ごしていただけるかと思います。

デイサービスは、誰でも利用できるの?

デイサービスは、自治体による介護認定で要介護1以上の判定を受けた方が利用の対象です。

ただし要支援認定1または2の場合も、同内容のデイサービスを受けることが可能な場合もありますので、詳細はケアマネージャーか施設へお問い合わせください。

原則としてデイサービスで医療行為を行うことはありません。そのため、吸引等の医療的ケアが必要な方は利用できないケースがほとんどです。

また、自宅への送迎サービスが付随している施設がほとんどです。送迎対象地域の施設の中から希望する施設を選んでいただくと、よりご家族の負担なくデイサービスを利用していただけます。

デイサービスはどうやって利用するの?

デイサービスは、介護度が「要支援」もしくは「要介護」に認定された方に対する介護サービスです。

そのためデイサービスを利用する上では、まず自治体に介護度の認定をお願いする必要があります。

要介護認定の申請

デイサービスを利用したい場合、まず行うのが自治体に対する要介護認定の申請です。

要介護認定の申請には「介護保険要介護認定・要支援認定申請書」と「介護保険被保険者証または医療保険被保険者証」、そして「主治医意見書」の3点の提出と、印鑑の持参が必要となります。

申請を提出すると、後日自宅に自治体から調査員が派遣されてきます。

調査員との面談や家族との面談、そしてかかりつけ医の意見書を総合的に判断し、要支援1〜2、もしくは要介護1〜5の介護度が決定されます。

ケアマネージャーとの打合せ

要介護度が認定されると、自治体からケアマネージャー(介護支援専門員)が紹介されます。

ケアマネージャーは介護のプロがもつ資格で、クライアントにとって最適な「ケアプラン(介護サービス計画書)」を作成してくれます。

ケアマネージャーのケアプランに基づいて、デイサービスの利用回数や訪問介護の利用回数などを調整し、施設をさがしていきます。

デイサービスの費用は?

デイサービスの費用は、1回あたり2000円以内がおおよその目安です。

介護保険が適用になる費用とならない費用がありますので、以下で詳細を確認していきましょう。

デイサービスの費用①利用料

まず初めに、デイサービスで必要となる費用は、利用料です。

「利用料」はデイサービスを利用する上で必ず必要な費用で、「利用に必要な単位数」×「地域別単価」×「自己負担割合」で計算されます。

なお「利用に必要な単位数」は「介護度」と「滞在時間」から算出され、「地域別単価」はその名の通り居住地域によって異なります。

また、利用に必要な単位数は「要介護度1で3〜4時間未満の介護サービスを利用した際の368単位」から「要介護度5で8〜9時間未満の介護サービスを利用した際の1,162単位」まで大きく幅があります。

一般的にデイサービスは要介護度2程度までの方が利用するサービスですので、8〜9時間未満の介護サービス利用が最大値となり、787単位がその目安となります。

地域別単価は居住地域ごとに10.00円〜10.90円の間で定められています。

また介護保険の自己負担金は特別に所得が多い場合を除き、1割となっています。

そのためデイサービスの利用料は「787単位×10.90円×0.1(1割負担)=857.83円」以下であることがほとんどです。

デイサービスの費用②サービス加算

デイサービスの費用で利用料と同じく介護保険が適用になるのが、サービス加算です。

サービス加算は入浴や個別訓練機能加算、中重度者ケア体制加算などが挙げられます。

例えばデイサービスで入浴介助をお願いした場合は、介助の程度によって40〜55単位を、先ほどご紹介した利用に必要な単位数と合算して計算します。

介護保険の自己負担が1割の場合は、1日あたりの入浴介助が60円弱程度追加される目安になります。

デイサービスの費用③食費

デイサービスで提供される昼食等の食費は、介護保険の対象外となります。

施設の方針で大きく異なる部分ではありますが、デイホーム土屋では1日あたり500円から800円程度料金となっています。

施設を利用する時間によっては、おやつ等の補食が提供されることもありますので、食費の詳細は利用前に施設に確認しておきましょう。

デイサービスの費用④その他

その他に介護保険の対象外になる費用としては、施設でおむつを購入した際の費用や、レクリエーションに伴い発生した実費が挙げられます。

デイサービスで提供されるレクリエーションはクライアントにとって良い息抜きとなる上に、日常生活に良い刺激がある楽しい時間ではありますが、公共交通機関などを利用する際は交通費の請求等があります。

頻繁に手芸や工作などのレクリエーションを提供している施設では材料費等の負担があることもありますので、こちらも通所前にしっかりと確認しておきましょう。

デイサービスの費用は、施設ごとに大きな違いがある!通所前には必ずチェック

今回はデイサービスの概要と、おおよその費用感についてご紹介させていただきました。

デイサービスはクライアントが自宅で自立した生活を孤立することなく送ることができるように、またご家族が休息できる時間となるように、サービスを提供しています。

デイサービスの利用にかかる費用は一部介護保険が適用されますので、1回あたりの自己負担額が2000円以内であることがほとんどです。

ただしクライアントの要介護度や、施設で提供される介護保険適用外の部分によって費用に大きく差が出ることもありますので、デイサービスを利用する前にはケアマネージャーや施設に確認を取りましょう。

デイホーム土屋では、一部の施設で無料体験などを実施しています。

お近くにデイホーム土屋の施設がある場合は、ぜひ一度サービス内容等についてお気軽にご相談ください。

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