『デイホーム土屋吹田』9月の週間レクリエーション編
皆さんこんにちは♪
ようやく朝夕が少し涼しくなり、秋の訪れを感じるころとなりました。
日が暮れるのも早くなり季節が一つ進みましたね。最近は、夜に犬の散歩に出かけるとコオロギなどの虫の声が聞こえるようになりました。
今年は暑すぎて、私ももう少しで暴れるところでしたが、ギリギリで秋の訪れを感じることができて良かったです(笑)
さて今月もレク紹介です!!
「9月の週間レクリエーション」は・・・?
「おてだまホール!!」です。
アメリカ発祥のスポーツ「コーンホール」をまねて作りましたよ。
今回はこのお手製スタイリッシュ且つキュートな「おてだまホール」の台とお手玉を7つ使います。
いつものように、スタート地点の椅子に座り、台に向かってお手玉を投げます。「ホール」に入れば10点。台の上に乗れば1点です。
コーンホールの台は厚手の段ボールでできていて、お手玉が勢いよく乗ると少しバウンドします。
なので、「ホール」の上のほうをめがけてお手玉を着地させると、台の他の場所にお手玉が落ちる度に振動して「ホール」にずれて入ることもあります。
1回練習して、本番は7回。満点は70点です(笑)
運動レクでは、普段あまり活発に動かないおとなしい人ほど驚きの運動能力を発揮されることがあります。そんな時はフロアが「わーっ!!」と盛り上がります(笑)
今回は最高得点61点を出された方がいました。「ホール」に6個!すごいです。
椅子から「おてだまホール」の台までは、2m程度離れています。これは毎回公平に、ずれないようにカーペットの枚数で調整しているのですが、2mはまずまずの距離だと思います。中には椅子に浅く座り直し手を伸ばして「ホール」に近づく努力をする人もいますが、皆さんとてもコントロールが良くてしっかりと得点を獲得されていました。
このレクリエーションの期待できる効果は・・・
今回も座って上肢を使うレクですが、姿勢キープのために背中・腹・下肢の力が必要です。安定して投げるためには体幹もしっかりとしておかなければいけません。
そして、「ホール」を狙って投げるためには集中力も必要です。連続で入ると「もう一つ!」と集中力も高まります。
さて、今回のレクリエーションは心を動かすことが出来たでしょうか?(笑)
どんなレクでもそうですが、投げるのが苦手な人、見えにくい人、みんなの前でプレイするのが苦手な人・・・いろいろな人がいます。私は「参加することに意義がある」と考えています。決して高得点を獲得することが目的ではないので、ただただ楽しんでいただけたら・・・。これがスタッフの思いです。
デイホーム土屋吹田では、運動レク以外に、「脳トレ」も毎日やっています。それは昔ながらの「しりとり」だったり、しりとりに制限を付ける「制限しりとり」(3文字ピッタリしりとりなど)だったり、はたまた「ひらがなカード」や「さいころ言葉集め」などなど、その日の利用者様に合わせてチーム戦にしたり、スタッフとペア戦にしたりアレンジも様々です。
脳トレが苦手な人もいるでしょう。けれども、決して「正解すること」が目的ではないと考えています。
「なんだっけな?」「あれあれ!」と頭を動かすこと、考えることこそが目的です。なので、答えは間違っていても面白い答えが出れば「OK!」としています(笑)
新しい言葉を作り出すこともあって本当に楽しいです。みんな天才!と思うこともよくあります(笑)
9月の壁面装飾
今月は「ぶどう」です。
画用紙で作った直径5cm程度の輪っかにお花紙をノリで貼って作りました。
「あのぶどう、よくできてるなぁ」と利用者様からも好評です。お花紙をノリ付けするのは指先を上手に使わないとすぐにお花紙がしわになったり、ノリでいろいろなところがくっついたりして難しいのですが皆さん加減しながら上手に作ってくださいました。
来月は何にしょうかな~。
乞うご期待!
言語聴覚士による豆知識
「今回は食事の時の姿勢についてです。
椅子に座ったとき、足の裏をしっかりと床につけて、背中はまっすぐ伸ばしあごは少し引き気味にしましょう。机はひじを曲げたとき楽に机上に置ける高さがベストです。
特に、車いすで食事をされる方は、背中が曲がり、あごが前に突き出た姿勢になりやすく、この姿勢だとむせやすいだけでなく、腕の動きも制限されて食べこぼしも多くなります。
できるだけ椅子に移って食事をすることをおすすめします。姿勢ひとつで食事のしやすさも変えられます!」