『デイホーム土屋たいわ BLOG』9月のレクリエーション活動をご紹介!

『デイホーム土屋たいわ』9月のレクリエーション活動

今年の9月は残暑が例年になく続いた9月でしたね。60年続いている私の人生史上、最も暑い9月でした、おそらく。

暑いとは言え、9月の『デイホーム土屋たいわ』では、秋らしい活動を行いました。秋と言えば実りの秋。そうです、畑のカボチャができあがりました。そしてシソの実も。それらを使っていろいろ美味しいものを利用者様と作りました。

また、残暑も落ち着いてきた9月下旬は外での活動も増えました。暑さから解放されて、やっと出られた〜という感じでした。今回はこれらのことをレポートします。

シソの香りに満ち満ちて

シソ(青紫蘇)は活用の範囲が広くとても重宝です。

葉っぱだけの状態から、9月の中頃になると白い小さな花を先端につけます。その花がたくさん咲いて、花の元に実ができ、それが連なって塔のように立ちます。

塔の先に2・3個の花が残っているころ、あるいは実を指でつまんで少し硬い粒を感じるころが実の収穫時期だそうです。

〜 シソの実の塩漬けレシピ 〜

  1. 畑からシソを刈り取ってきました(実の部分だけでも良かったかもですが‥)
  2. テーブル上に、利用者様ごとに新聞紙を敷いて分け分け分配
  3. 外した実を全部集めてゴミをある程度とって、ここで計量(漬け込む塩の分量を導くために水分を含む前のグラム数、これ大事!)
  4. 何回か水を替えながら濁らなくなるまで水洗い
  5. さっと茹でる。これが『アク抜き』です。きれいな緑色になります!
  6. 冷ましてからジップロック付きの袋に入れ、③で計っていた実の重さの10%の塩で漬け込みます。
  7. 袋の空気を出来るだけ抜いて冷蔵庫で保管。2日後あたりから美味しい感じでした。

完成した塩漬けを昼食時に小皿に持って利用者様に食べていただきました。3週間ほど食べることができ、白いご飯にかけると美味しいと大好評でした。また来年も作りたいねと話しています。

カボチャが大活躍

畑担当の私の構想としては、30個ほどかぼちゃが収穫できるはずのところ、たった7個しかできず、大変貴重なかぼちゃとなりました。しかし、このカボチャが9月は大活躍でした。カボチャのおやつは大好評で、あれを作りたい、これをしてみたいと利用者様からの声がたくさん。

なかでも人気だったのが、かぼちゃのスープでした。本格的に濃厚な香り高いスープができてしまいました。とりたてのカボチャよりも、ある程度時間が経過した方が、甘みが増すと言うスタッフの言うことを聞き、早く食べたいという筆者の想いを抑え、しばらく置いておきました。これが功を奏し、とても美味しいカボチャ料理が完成したのです。

〜 カボチャスープのレシピ 〜

材料(8〜10人分)
カボチャ  1個
水     800㏄
牛乳       800㏄
コンソメ  大さじ2
バター   40g
塩     適量

  1. カボチャを縦切りで4分割し、黒皮を気をつけて削ぎとり、ひと口大にカット
  2. 鍋にカボチャが浸るくらいの水を入れ、箸がぷすっと通るまで蓋をして煮る
  3. 鍋の中でマッシュ!泡立て器などでつぶす。水分がなくなるまでマッシュ!
  4. 牛乳を加え混ぜ、コンソメ・バターも投入!再度火をつけ、混ぜて塩で味付けすれば完成

このカボチャは種から育てました。芽が出るところからお付き合いしてきましたので、愛しさもひとしおです。利用者様も発育の経過を動画や畑で目にしてきてますので関心は高い状態でした。

『いつになったら食べられるのか〜!』

これは最大の調味料ですから、おいしいはずです(笑)。来年こそ、カボチャの『空中栽培』に挑戦してみたいと今から楽しみにしています。

『空中栽培』とは、キュウリのようにアーチ型のパイプでトンネルを作り、それにツルをはわせ、カボチャが空を飛んでいるように実らせる、そんな栽培方法です。見ていて楽しいし、何よりも利用者さんがアーチ型のトンネルをくぐり、下からかぼちゃを観察でき、収穫できるというところが素晴らしいと考えています。

秋の風を感じて

お天気も良く23種類20万本のコスモスが咲く『松山コスモス園』に行ってきました。なかには黄色のコスモスもあり超感動!すてきな風に吹かれた時間を利用者の皆さんと共有できました。

花のなかのワンショットを撮りたく、『おら行がね』という利用者様にもなんとか協力していただきパシャリ。記念の1枚が撮れました。

9月のおやつレクいろいろ

『食べてばっかり〜』と思われそうですが、そうなんです! 
食べることは生きること、とっても大事に考えています。もちろんカロリーも考えています!

『デイホーム土屋たいわ』では、利用者の方々に、自分で食べものを作ることから暮らしの楽しみに改めて気づいてほしい、と考えています。なので職員はいつも『明日のおやつ、どうしよう!』と慌てふためき、日々もがいています。9月は主に次のようなおやつ作りをしました。

  • ・桃とバナナの手作りケーキ(誕生祝)
  • ・サーターアンダギー
  • ・ブドウジャム作り
  • ・炭火焼バームクーヘン
  • ・アメリカンミニドック
  • ・わらび餅
  • ・カボチャプリン
  • ・畑で穫れたオクラの唐揚げ
  • ・チョコバナナ

おやつ作りの中でも、「炭火焼バームクーヘン」は、絶品でした。

棒に生地を塗りながら、少しずつ焼いていくのです。

「ほんとにできるの?」と半信半疑で作り始めましたが、ちゃんと層ができました。
管理者曰く「デパ地下で売っているバームクーヘンと同じ味だ!」と言っていました。

まとめ

今月も「秋」という季節を満喫できる活動ができました。

季節をより感じてもらうため、金木犀をデイの窓のそばに植えてみました。
金木犀の香りで、秋を感じてもらえればいいなぁ、と思っています。

10月はハロウィンのイベントが控えています。
10月の活動報告も楽しみにお待ちください!

記事監修
デイホーム土屋たいわ(宮城県黒川郡大和町)
生活相談員 増子大介
サービス管理責任者/介護福祉士

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