デイサービスは、高齢や認知症を理由に介護サービスを必要としていながらも、普段は自宅で生活している要介護者に対して、通所型で日中の介護サービスを提供する施設です。
様々なレクリエーションや体操の時間が設けられていますので「デイサービスが生きがい」というクライアントも多いです。
また必要に応じて入浴の介助や昼食の介助も行いますので、要介護者と同居するご家族の負担軽減にもつながります。
多くのデイサービスでは、送迎車による送迎サービスを行っています。
この記事では「介護職の経験はないけれど、ドライバー業務が気になる」「デイサービスのドライバーってどんなことをするの?」という声にお答えし、デイサービスの送迎業務について解説していきます。
またデイホーム土屋では全国に9箇所のデイサービスを展開しており、今後も事業を拡大予定です。デイサービスの送迎や、デイサービスでのお仕事が気になっている方は、お気軽にデイホーム土屋までお問い合わせください。
デイサービスの送迎は、どうして必要なの?
デイサービスは、自治体により要介護認定を受けた方が日中に安心して過ごせるような場所を提供しています。
必要な介助の度合いはクライアントによって様々ですが、要介護認定を受けている方が利用しますので、通所の手段は安全かつ負担のない形が望ましく、そのために必要なサービスが送迎です。
施設が手配した送迎車で安全にデイサービスまで移動できることで、クライアントや家族の負担を軽減できますので、非常に重要な役割を担っているといえます。
デイサービスの送迎業務では、どんなことをするの?
デイサービスの送迎は、基本的にドライバー1人、もしくはドライバー1人と介護職員1人という体制で行うことが一般的です。
クライアントのご自宅と施設の間を運転するのはもちろんのこと、クライアントの乗降を補助することも送迎業務の一環です。
またクライアントのご家族と体調や様子についてやり取りを交わしたり、車内の様子に気を配る必要もあります。
施設によっては走行記録の作成や、レクリエーションの一環で遠足などに出かけるときの運転についても、送迎責任者が対応する場合があります。
デイサービスの送迎に、資格は必要なの?
デイサービスの送迎を行う上で、介護関連の資格を保有している必要はなく、介護職未経験の方でも送迎を担当することは可能です。
ただしデイサービス施設によっては介護職員初任者研修以上の資格保有が応募条件になっていたり、入社後になるべく早く資格を取得することが奨励されている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
またデイサービスで使用している車両を運転することが認められている運転免許の保有は必須条件です。
保有している運転免許が普通車限定の場合は、中型や大型の車両を運転することが出来ませんので注意が必要です。
デイサービスの送迎は、どんな点に注意が必要?
デイサービスの送迎は送迎車両に適した自動車免許を保有している方であれば、勤務が可能です。
しかし、送迎業務にあたってはいくつか注意すべき点があります。クライアントの命をお預かりする上で、どんな点に注意をすればよいのでしょうか。
ここではデイサービスの送迎をする上での注意点について解説します。
デイサービスの送迎をする上での注意点①専用車両の扱い方を覚える
デイサービスを利用するクライアントは、自足歩行が可能な方から車椅子を利用している方々まで様々です。
そのためデイサービスの送迎に使用する車には、車椅子のまま乗車できる仕組みや、乗降リフトがついている場合もあります。
もちろん通常の車両を使用するデイサービスもありますが、勤務先の送迎車が福祉車両であった場合は早めに扱い方をマスターしましょう。
また福祉車両を使用する場合も、一般車両を使用する場合も、クライアントの乗降介助は送迎業務の一環に含まれます。
クライアントやご家族への声かけと安全な乗降をサポートするために、適切なコミュニケーションを取ることも求められます。
デイサービスの送迎をする上での注意点②安全第一
クライアントの命を預かるデイサービスの送迎では、事故は許されません。
飲酒運転にならないように勤務前日のアルコール摂取量を調整する、居眠り運転にならないようにしっかりと睡眠を取るなど、体調管理は徹底した上で勤務にあたりましょう。
交通ルールを遵守し、運転中のスマホ操作は控えるなど、改めて安全運転を心がけるようにしてください。
デイサービスの送迎をする上での注意点③情報収集
介護が必要な状態にあるクライアントにとって、長時間のドライブは体調不良の原因になったり、尿意を我慢できないなどのトラブルにつながる可能性もあります。
そのためデイサービスの送迎ドライバーには、道路事情を把握した上で、渋滞回避などの策を取るなどの順応性が求められます。
クライアントの心身に負担をかけないことを第一に、デイサービスへの安全な送迎を心がけましょう。
デイサービスの送迎をする上での注意点④危機管理対応
デイサービスを利用されるクライアントは、高齢や認知症などの理由から介護を必要とされている方々です。
そのため万が一の容態急変など、送迎中には不測の事態が生じる可能性もゼロではありません。
デイサービスによっては緊急時のレギュレーションやマニュアルを作成している施設もありますのでしっかりと把握した上で、最善の策をとれるよう準備をしておきましょう。
デイサービスの送迎は、なかなか求人がない?
デイサービスの送迎業務は、あくまでデイサービスで行っている様々な介護サービスのうちのひとつに過ぎません。
そのため施設によっては、介護職員がドライバー業務を兼務しているケースや、送迎ドライバー採用であってもデイサービス業務のサポートをするケースなど、勤務スタイルは様々です。
デイサービスの送迎に関わる仕事をしたいと思っている場合は、まず施設に問い合わせて話を聞いてみることをお勧めいたします。
またデイホーム土屋では、デイサービスへの送迎担当者や介護職員などを随時募集しています。
今後もデイホーム土屋の施設を増設するために準備を進めており、アテンダントの希望を考慮した上で最適な勤務スタイルを提案させていただきます。
デイサービスの送迎にまつわる仕事がしたいという方は、ぜひ一度デイホーム土屋までお問い合わせください。
デイサービスの送迎は、社会にとって必要不可欠なサービス!
本記事では、デイサービスの送迎が必要な理由や、業務内容についてご紹介させていただきました。
今後も総人口における高齢者の割合が増え続けると予想されている日本では、ますますデイサービスの重要性と、送迎の必要性が高まる見込みです。
介護業界への転職や介護職でのキャリア形成をお考え中の方は、ぜひ一度デイホーム土屋までお気軽にご相談下さい。