デイサービスは、自宅や地域で日常生活を継続したいと考えている高齢者や認知症患者に対して、日中の居場所を提供し、日常生活のサポートをする介護サービスです。
医師が常駐している施設ではないので、基本的に医療行為は行えません。
しかしながら身体機能の維持や筋力のトレーニングは、高齢者や認知症のクライアントが自宅で生活し続けるために必要不可欠です。
そこで近年は、日常生活に必要な機能の維持を目的とした「機能訓練」が受けられるリハビリ特化型デイサービスに注目が集まっています。
今後も需要の高まりが予想されるリハビリ特化型デイサービスについてご紹介していきますので、介護の世界でスキルアップを目指したい方やキャリアを形成したいとお考えの方はチェックしてみてください。
デイサービスで提供する「リハビリ」とは
リハビリ特化型デイサービスで提供するリハビリは、機能訓練のことです。
機能訓練は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師のいずれかの資格を保持した機能訓練指導員が行う訓練プログラムです。
機能訓練指導員はまず、クライアントの生活環境や現在の身体機能をチェックして、機能訓練計画表を作成します。
リハビリ特化型デイサービスで提供される機能訓練は、この機能訓練計画表に沿って行われます。
また機能訓練計画表は3ヵ月に1度のスパンで内容を見直すことで、よりクライアントのためになる機能訓練を提供することが可能となっています。
デイケアで提供されるリハビリテーションとの違い
リハビリ特化型デイサービスと同じく介護保険が適用となる介護サービスの一つに「デイケア」があります。
リハビリ特化型デイサービスと混同されやすいデイケアでは、医師が常駐してリハビリの指示を出し、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)がリハビリを行うという違いがあります。
そのためリハビリ特化型デイサービスは株式会社やNPO、社会福祉法人などさまざまな運営団体が経営していることが多いのに対して、デイケアの運営母体は医療法人であることが多い傾向にあります。
またデイサービスは自治体による要介護認定で要介護1~5に該当すると利用することが可能ですが、デイケアの利用にあたっては要介護1~5の認定に加えて医師の診断書が必要となります。
リハビリ特化型デイサービスの特徴
リハビリ特化型デイサービスは一般的なデイサービスと比較して、サービス内容にいくつかの特徴があります。
リハビリ特化型デイサービスの特徴を理解して「働いてみたい!」と思った方は、一部の施設でリハビリ特化型デイサービスを提供しているデイホーム土屋までお気軽にお問い合わせください。
リハビリ特化型デイサービスの特徴①身体介助が少ない
リハビリ特化型デイサービスは、機能訓練を目的の主と定めたデイサービスです。
そのため一般的なデイサービス同様に送迎車による送迎はあるものの、入浴や食事の介助は提供していない施設も多くあります。
当社が運営するデイホーム土屋では、デイホーム土屋 前橋がこのスタイルにあたります。
身体介助が少ないと身体にかかる負担も少なく、精神的にも安定した勤務を続けることができます。
デイホーム土屋 前橋の1日の流れ(例)
デイホーム土屋 前橋では、午前(9:00~12:05)もしくは午後(13:40~16:45)の2部制でご案内を行っています。
- 送迎車でお迎え
- バイタルと健康状態の確認
- 準備運動・ストレッチ
- 個別機能訓練(例:平行棒を用いた歩行訓練、段差の昇降、ストレッチなど)
- 介護整体(職員による10分程度のもの)
- ウォーターベッドなど、静養機器を用いた休憩
- 口腔体操
- 整理体操
- 帰りのバイタルチェック
- 送迎車によるお送り
このうち3~6の項目に関しては適宜順番を入れ替えながら行うことで、クライアントに待ち時間が発生しないような仕組みをとっています。
リハビリ特化型デイサービスの特徴②施設の雰囲気が明るい
リハビリ特化型デイサービスにいらっしゃるクライアントは、自宅にて自力で生活を送っていらっしゃる方が大半です。
そのため非常にお元気で、機能訓練に関しても前向きに、そして積極的に取り組まれる方が大半です。
リハビリ特化型デイサービスの機能訓練は適宜飲み物を飲み、休憩をとりながら行いますが、休憩中もクライアントとアテンダントの会話が弾み、明るい雰囲気の施設で穏やかに介護を行うことができます。
デイホーム土屋 前橋の雰囲気
リハビリ特化型デイサービスを提供しているデイホーム土屋 前橋は、元気で明るいクライアントの雰囲気にあわせておしゃれな内装の施設になっています。
観葉植物等を飾り、すがすがしい気持ちで前向きな機能訓練をお楽しみいただけるよう、安全性には配慮しながらも良い意味で介護施設らしくない雰囲気が特徴です。
リハビリ特化型デイサービスの特徴③クライアントが元気になる様子を感じられる
リハビリ特化型デイサービスで機能訓練を続けていると、クライアントが活力を取り戻し、より元気になっていく様子を感じることができます。
やはりアテンダントにとって、クライアントの心身状態が改善して日常生活の自立度が上がっていく様子を見るのは、介護の大きなやりがいに通じます。
リハビリ特化型デイサービスの特徴④クライアントと長く向き合うことができる
医療的なリハビリを行うデイケアは、医師の診断で機能が回復したと判断するとサービスを卒業することもあります。
一方でリハビリ特化型デイサービスの場合は、クライアントの目標を随時更新していくことによってより長期的なお付き合いが可能となってきます。
長期的にクライアントの健康と向き合いながら介護をすることで、介護職としてのスキルアップやキャリアアップにもつながります。
リハビリに特化したデイサービスは、今後も需要が高まること間違いなし!
リハビリ特化型デイサービスは、クライアントの身体機能を維持するお手伝いをすることで、住み慣れた自宅で自立した日常生活を続けられるようにサポートする介護サービスです。
基本的には自足歩行や排せつ等に問題がなく、入浴や食事等のサービスは行っていない施設が大半です。
そのためアテンダントの身体的負担が比較的軽く、クライアントとのコミュニケーションを楽しみながら介護サービスを提供することが可能な職場となっています。
さらにリハビリ特化型デイサービスは、施設介護が必要な高齢者や認知症患者を減らすという観点からも、今後の需要拡大が見込まれるサービスです。
看護師や指圧師の資格を活かして介護業界でキャリアを形成したいという方や、比較的身体に負担の少ない職場をお探しの方、そしてクライアントに丁寧に向き合いたいという方には、リハビリ特化型デイサービスがおすすめです。
デイホーム土屋では、今後もデイサービスやリハビリ特化型デイサービスを各地に展開していく予定です。
介護職に興味がある方や、まずはリハビリ特化型デイサービスの話を聞いてみたいという方は、どうぞお気軽にデイホーム土屋までお問い合わせください。