デイサービスに看護師の資格で勤務できる?どんな役割を担当するの?

近年、看護師や准看護師の資格を活かした職場として「デイサービス」への注目が高まっています。

デイサービスでは平日の日中に、要介護認定を受けたクライアントに施設まで通っていただいて、5時間から8時間程度の介護サービスを提供します。

日本の超高齢社会化や寿命の伸びなどに比例して年々デイサービスのニーズは高まっています。

デイサービスの利用条件の関係で、デイサービスにおける主なクライアントは高齢者や認知症患者など、健康管理が必要な方が大半を占めています。

特にクライアントが10名以上のデイサービスには1名以上の看護職員の配置が義務付けられていますので、デイサービス業界において看護師や准看護師の需要はとても高いといえます。

本コラムでは、看護師のデイサービスにおける役割を中心に、看護師としてデイサービスに勤務するメリットを詳しくご紹介していきます。

「出産・育児でブランクがある」という方や「看護師の資格を活かして、新しいキャリアを作りたい」という方は必見です。

また本コラムを読んで「デイサービスに勤務してみたい!」「もう少し詳しく介護の現場について知りたい」と思った方には、全国に9つのデイサービスを展開中のデイホーム土屋が真摯に対応させていただきます。

今後も随時、運営施設を拡大していく予定ですので、現時点でお近くにデイホーム土屋の運営施設がない方も、お気軽にお問い合わせください。

目次

デイサービスと看護師

デイサービスは、自宅や地域社会で自立した生活を送っているものの、一部の日常生活に介護が必要と認定されたクライアントが通う施設です。

入浴や食事の介助といった身体的な介護、そして脳トレや軽い体操のなどの機能訓練といった介護サービスを提供すると同時に、クライアントの孤独感を防ぎ、コミュニケーションを通して前向きな感情をもてるようにサポートする役割を担っています。

高齢者や認知症患者といった方々がクライアントになってきますので、施設滞在中の健康チェックは欠かせません。

そのため10名以上の利用定員をもつデイサービスでは、看護師もしくは准看護師の資格保持者が在籍している必要があるのです。

デイサービスにおける看護師の役割

デイサービスは高齢者と認知症患者に向けた介護サービスですので、厚生労働省によって配置するアテンダントの数が決められています。

具体的には以下のようなアテンダントを、デイサービス施設を利用するクライアントの数ごとに定められた人数に充足するように配置する必要があります。

  • 管理者
  • 生活相談員
  • 看護職員
  • 介護職員
  • 機能訓練相談員

このうち看護師や准看護師が担当することのできるポジションは、看護職員と機能訓練指導員の役割になります。

デイサービスで看護師が担当する役割①クライアントの健康管理

利用するクライアントの数が10名以上のデイサービス施設では、1名以上の看護職員が在籍している必要があります。

(ただし病院や訪問看護サービスとの連携で、営業日には必ずクライアントの健康をチェック出来る状態にある場合は、看護職員の不在も認められています。)

看護師もしくは准看護師の資格保持者は、以下のような健康管理を役割として勤務する必要があります。

  • バイタルチェック
  • 服用薬の管理
  • 口腔ケア
  • クライアントの看護記録の作成
  • 体調の急変やケガに対する対応

さらに施設によっては、胃ろうやインスリン注射が必要なクライアントを受け入れている場合もあり、医療ケアの担当をお願いされることもあります。

デイサービスで看護師が担当する役割②レクリエーションのお手伝いや、アテンダントのサポート

デイサービスで勤務する看護師の最も大きな役割は健康管理ですが、空き時間には他のアテンダントのサポートを担当することが多いです。

デイサービスでは、クライアントの脳トレ目的やコミュニケーション促進の目的から、脳トレや簡単なゲーム、手芸、工作などのレクリエーションを行う時間があります。

クライアントとの信頼関係を築く観点からも、健康管理以外の時間でも積極的にクライアントとコミュニケーションをとり、様々なイベントを楽しみましょう。

デイサービスで看護師が担当する役割③機能訓練指導員としての業務

介護保険法で定められた資格のひとつに「機能訓練指導員」があります。

機能訓練指導員は、クライアントが日常生活を送る上で必要な身体機能の維持を目的として、ラジオ体操や歩行訓練といった簡単な運動、必要に応じたマシントレーニングなどの機能訓練を提供します。

看護師や准看護師は機能訓練指導員になるための資格要件を満たしていますので、介護現場で機能訓練を担当することができます。

ただし機能訓練指導員としての役割は、看護師や准看護師が普段行っている業務とは異なる部分も多いのが実情です。

そのため看護師や准看護師の資格を活かしながら機能訓練指導員として勤務するなかで、まずは先輩アテンダントから機能訓練指導員の役割を教えてもらいながらOJTを始める方が多くなっています。

看護師がデイサービスで働くメリット

看護師や准看護師の資格を活かしてデイサービスで働くことのメリットは、まず第一に「勤務時間が平日の日中である」というポイントがあげられます。

夜勤や土日祝日の出勤がないので、子育て中の方や家庭がある方でも勤務しやすいという特徴があります。

また「急患や容態の急変などが病棟勤務と比較すると少ない」という点も、メリットとしてあげる方が多いポイントです。

デイサービスは病棟やクリニック勤務と比較すると、一人ひとりのクライアントに対してゆっくりと向き合うことができるので、看護師としての役割を全うできる職場ともいえます。

デイサービスで看護師に求められる役割を理解して、介護現場で働いてみよう

デイサービスは、高齢や認知症を理由に介護を必要とされているクライアントが利用する介護サービスです。

デイサービスに通う多くのクライアントが「健康」を意識していますので、看護師や准看護師の資格をもつアテンダントは、デイサービスにとって非常に重要な役割を担っているといえます。

また今後も高齢者の割合が増え続けると予測される日本では、介護現場における看護師の役割が非常に大きくなってくると考えられます。

将来のキャリアやライフスタイルを考える中で、看護師資格を活かした転職をお考えの方は、全国でデイサービスを展開中のデイホーム土屋までお気軽にご相談ください。

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