共生型デイサービスって、どんな場所?宮城県大和からはじまる土屋の新しい取り組み

「共生型デイサービス」というサービスについて、知っていますか。

共生型デイサービスは介護保険と障害福祉が一体となって通所介護を提供する仕組みで、2018年にスタートしたばかりの新しい制度です。

65歳以上のクライアントが利用することのできる介護保険サービスと、障害のある方が利用することのできる障害福祉サービスをまたいで通所介護を提供することが可能になるため、地域のニーズを満たす新しいデイサービスの形として注目を集めています。

介護のリーディングカンパニーである株式会社土屋グループが宮城県黒川郡大和町で運営しているデイサービスのデイホーム土屋 たいわは、2023年5月1日より共生型デイサービスとしてリニューアルいたしました。

今回は土屋が目指す介護の在り方と、共生型デイサービスとして生まれ変わる宮城県のデイホーム土屋 たいわについてご紹介いたします。

目次

共生型デイサービスが誕生したきっかけ

日本では、主に高齢を理由にサポートが必要なクライアントは介護保険サービスを、障害を理由にサポートが必要なクライアントが障害福祉サービスを活用して、日常生活を送っています。

介護保険制度と障害福祉制度を併用することはできないため、例えば身体的な障害を理由にデイサービスに通っていた65歳未満のクライアントが65歳の誕生日を迎え、介護保険の被保険者として認定された場合、障害福祉サービス認定のデイサービス事業所から介護保険サービス認定のデイサービス事業所へと移る必要がありました。

このようなクライアントの不便を解消し、介護・福祉の人材確保を実現するという目的から生まれたのが、共生型サービスです。

共生型デイサービスでは、介護保険サービスに該当するデイサービス(通所介護)と障害福祉サービスに該当するデイサービス(生活介護)の両方を提供することが認められています。

デイホーム土屋 たいわの共生型デイサービス

宮城県黒川郡大和町にあるデイホーム土屋 たいわでは、これまでも通所介護と生活介護、そして介護予防・日常生活支援総合事業(65歳以上の全てのクライアントを対象とした介護保険制度に基づくサービス)を提供してまいりました。

そして2023年5月1日以降は放課後等デイサービスも利用できる体制が整い、小学生から高齢者まで、サポートを必要としている幅広い世代が利用可能なデイサービスへと生まれ変わっています。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは、障害をもっていたり発達に特性があったりする小学生・中学生・高校生が利用可能な福祉サービスです。

学校が終わった後の放課後や、学校の長期休みを中心に利用することが可能で、個別の支援計画に基づき、自立支援や日常生活の充実を目的とした活動プログラムのなかで過ごします。

利用の条件としては就学児であることに加えて、障がい手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉に代表される手帳を所持している児童、もしくは発達の特性について医師の診断書がある児童となっています。

共生型デイサービスのメリット

高齢のクライアントと障害をもつクライアントに加えて、児童発達支援の対象であるクライアントが共に時間を過ごす場所となるデイホーム土屋 たいわには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

共生型デイサービスのメリット①世代間交流の刺激

介護保険制度を利用する高齢なクライアント・障害と向き合いながら過ごす64歳未満のクライアント・そして発達の悩みを抱える高校生以下の児童と、多様な年代のクライアントが集うことが、共生型デイサービスにおける最大のメリットです。

同世代ばかりではなく、自分とは違う価値観をもつ幅広い世代のクライアント同士が必要に応じてコミュニケーションを取ることによってお互いにとっていい刺激となります。

共生型デイサービスのメリット②安心できる事業所に継続して通所できる

従来の仕組みでは、障害福祉サービスとして生活介護を利用していたクライアントが、介護保険制度に切り替えて通所介護を利用する場合、利用する保険制度が変わるタイミングで事業所を変更する必要がありました。

同様に、児童福祉サービスとして放課後等デイサービスを利用していた児童が生活介護の利用に切り替える際も、事業所の変更を余儀なくされていました。

提供されるサービスは類似しているのに、慣れ親しんだ環境や顔見知りのアテンダントに別れを告げて新しい環境に移るということは、通常でもハードルが高いことですが、日常生活でサポートを必要としているクライアントにとっては、さらなる混乱を伴いかねません。

環境の変化でかかる心理的な負荷を軽減するという観点からも、地域で長期的にサービスを提供することが可能な共生型デイサービスには今後も需要が高まると考えられます。

共生型デイサービスのメリット③人材不足の解消

これまで障害福祉サービス・介護保険サービス・児童福祉サービスとそれぞれ別の事業所で提供していたサービスを共生型デイサービスで一体的に提供することは、アテンダントにとっても大きな成長につながります。

これまでは専門的に関わる機会がなかった分野のクライアントと接し、アテンダント同士で知識を共有することで、これまで以上のキャリアアップを見込むことができるからです。

また地域にとっても人材の育成につながり、慢性的な人手不足に関しても事業所を大きくまとめることでカバーできる範囲が広がり、地域の福祉体制強化につながります。

株式会社土屋グループは、宮城県大和から共生型デイサービスで新しい時代を創ります

宮城県の大和で提供している共生型デイサービス「デイホーム土屋 たいわ」についてご紹介いたしました。

小学生から高齢のクライアントまで幅広い世代のクライアントが集うデイホーム土屋 たいわでは、障害の種類や必要としている支援の内容に関わらず、クライアントもアテンダントも笑顔で過ごす優しい時間が流れています。

今後も共生型社会の実現を目指して、土屋グループはより良い介護・福祉サービスの提供に務めてまいります。

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