【デイサービス】食事は重要!クライアントのためになるデイサービスの食事とは?

デイサービスは、自治体の認定によって要介護1〜5と判断されているクライアントが、日帰りで利用する介護サービスです。

デイサービスは日中の5時間から8時間ほどのプログラムに設定されている施設が多く、昼食はデイサービス内で提供されることが一般的です。

普段の自宅での食事とは雰囲気も気分も変わるデイサービスでの食事は、クライアントがデイサービスを楽しむための大きな要素のひとつです。

そこで今回は、デイサービスで提供される食事について詳しくご紹介していきます。

目次

デイサービスの食事は、どうして重要なの?

デイサービスでは、要介護状態と認定されたクライアントのための「第二の我が家」のような存在です。

孤立しがちな日常生活からの気分転換、また自宅で暮らしていると衰えがちな筋力や身体機能の維持、そして入浴介助などの日常生活のサポートを提供する場所となっています。

またデイサービスは、日帰りで1回あたり5時間から8時間程度を過ごす場所ですので、昼食を提供する機会があるという特徴があります。

この食事の内容にこだわることで、クライアントにとって良い影響を与えることができるよう、デイサービスの各施設では趣向を凝らしています。

デイサービスの食事が重要な理由①栄養補給

厚生労働省の調査によると、2019年の時点で要介護者がいる世帯は単独世帯が28.3%、夫婦のみの世帯が22.2%となっています。

特に自宅での調理や外食が難しい単独世帯や夫婦のみの世帯の場合、自宅での生活を続けていると栄養不足や栄養の偏りが懸念されます。

そのためデイサービスでは栄養バランスのとれた食事を提供することで、クライアントの健康維持をサポートしています。

デイサービスの食事についての注意点

デイサービスは介護サービスを提供する場所ですので、原則として医療行為の提供はありません。

そのため胃ろうなどの経管栄養には対応していない施設が一般的です。

塩分制限やアレルギーなどに関しては、デイサービスへの通所を開始する前に、各施設への問い合わせが必要となります。

【参照】令和元年国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)Ⅳ 介護の状況

デイサービスの食事が重要な理由②食事を通じたコミュニケーション

食事は栄養の補給や健康維持の点でも非常に重要ではありますが、食事を通して生まれるコミュニケーションも、クライアントにとってはとても重要です。

先ほどご紹介した厚生労働省の調査結果のように、多くのクライアントは自宅で1人もしくは夫婦で食事をしているという現状になっています。

デイサービスにいる間は楽しく会話をしながら食事を楽しんだり「美味しいね」と笑顔を交わしながら食事をしたりと、クライアントの心にプラスの作用を与えると考えられています。

クライアントの気分転換や心の健康のためにも、デイサービスで複数人でとる食事は非常に重要です。

デイサービスにおける、食事へのこだわり

クライアントにとってデイサービスでの食事は、心身の健康のためにとても大切な時間です。

そのため各施設では、それぞれ趣向をこらしてデイサービスの食事を提供しています。

手作りにこだわったデイサービスの食事

例えばデイホーム土屋熊本では、食事やおやつを全て一から施設内で手作りしています。

デイサービス内で調理を行う際は、食品衛生責任者という栄養士や調理師などの資格をもつ専門のスタッフが在籍している必要があります。

デイホーム土屋熊本では食品衛生責任者に加えて複数の調理スタッフが在籍しており、クライアントからの「これが食べたいなぁ」というリクエストも伺いながら、できたての食事を提供しています。

食材には地元の海で釣れた新鮮な魚を用いるなど工夫を凝らして、クライアントの身体の内側からも健康をサポートすることができるよう努めています。

食材を育てることから楽しむデイサービスの食事

宮城県にあるデイホーム土屋たいわは、施設の裏に畑が隣接しています。

この畑ではアテンダントとクライアントが一緒に季節の野菜を育てており、土いじりや野菜の栽培もレクリエーションのひとつとして楽しみながら取り組んでいます。

さらにデイホーム土屋では畑でとれた野菜を使った食事を提供しており、季節の移ろいを旬の食材で感じていただいています。

その他にもお菓子づくりなどのレクリエーションも積極的に取り組んでおり、まさに「食べることは生きること」と感じていただけるようなデイサービスの食事にこだわっています。

美味しいデイサービスの食事の前にも、一工夫

デイサービスでの食事はクライアントにとって非常に楽しみな時間ではありますが、もっとも注意したいのが「誤嚥」です。

そのためデイサービスでの食事の前に必ずといっていいほど行うのが、口腔体操です。

口腔体操は、食べ物や唾液が本来通るべきでない肺の方へ入ってしまう誤嚥を防ぐために、首の体操や口の開閉運動を行うことです。

デイサービスの施設ごとに若干の違いはありますが、食事の前にきちんと口腔体操を行うことによって、飲みこみの状態をより健康に保つ効果があるとされています。

デイサービスでの食事そのものを心から楽しんでいただくためにも、食事前の口腔体操は欠かせません。

デイサービスの食事は、楽しく安全に食べられる工夫を

デイサービスの食事がとても大切な理由と、デイホーム土屋の一部施設での取り組みを中心にデイサービスでの食事の工夫について紹介させていただきました。

デイサービスで提供する食事は、クライアントの心身の健康のためにとても大切です。

食事を楽しんでいただけるように口腔体操も併せて取り組むことで、よりよい介護サービスを提供していくことが可能です。

日本全国に9つのデイサービスを展開しているデイホーム土屋では、一緒によりよい介護サービスを提供してくれる仲間を随時募集しています。

この記事を読んで「デイサービスの仕事に興味をもった」「デイサービスについてもっと詳しく知りたい」と感じた方は、どうぞお気軽にデイホーム土屋までお問い合わせください。

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