デイサービスは、要介護の認定を受けているものの施設に入居することなく、住み慣れた自宅での生活を続けているクライアントが利用することのできる介護サービスです。
通所介護とも呼ばれ、平日の日中に日帰りで利用するスタイルであることから「初めて利用した介護保険サービスは、デイサービスだった」「要介護認定を受けてデイサービスの利用を勧められたが、どういうサービスかよく分からない」というお声をよく頂戴いたします。
そこで今回は、デイサービスがおすすめな人はどのような人なのかについてご紹介していきます。
デイサービスは、施設に通うスタイルの介護
デイサービスは自宅をアテンダントが訪問したり、クライアントが居住型の介護施設に入居したりせずに利用する形の介護保険サービスです。
そのためクライアントが事業所に通所する必要がありますが、身体機能が低下しているクライアントやご家族の手間などを鑑みて、基本的には施設の送迎車が送り迎えする形でサービスを利用することが可能となっています。
利用時間はデイサービスによってまちまちですが、朝9時頃から夕方16時頃までを事業所で過ごします。
介護度が進行して自宅に引きこもりがちになっているクライアントや、家族が働きに出かけたり、そもそも単身や夫婦のみで暮していたりするクライアントにとって、日中の居場所となります。
デイサービスがおすすめな人①
- 自力での外出が難しかったり、億劫になっている方
- 日中の時間帯を一人もしくは夫婦のみで過ごしている方
- 自宅で生活が続けられているものの、生活に張り合いがほしい方
デイサービスで提供される介護サービス
デイサービスには介護職員・看護職員・機能訓練指導員・生活相談員といったアテンダントが配置されています。
血圧や脈拍、健康状態をしっかりと管理した上で、脳トレや簡単な運動、レクリエーションといった時間を過ごし、気分転換を図ることができます。
近年はクライアントの状態次第ではありますが、デイサービスの時間中に地域のお祭りに出かけたり、家庭菜園で野菜を収穫したり、クライアントとアテンダントが一緒に料理を楽しんだり、様々な趣向を凝らした時間を過ごすプログラムを積極的に取り入れている事業所も人気です。
また食事や排泄などの身体介助、昼食とおやつの提供、必要なクライアントに対する入浴介助の提供などがあります。
デイサービスがおすすめな人②
- 自宅での生活で、気分が落ち込みやすくなっている方
- 地域の方との交流が少なく、寂しさを感じている方
- 日中の軽度な身体介助を必要としている方
デイサービスの利用料金
デイサービスは、介護保険制度によって管理された介護保険サービスです。
介護度認定で要介護1以上と認定されたクライアントが利用可能なサービスとなっており、利用した介護サービスの総量が規定の範囲内であれば自己負担は1割〜3割となっています。
実際の自己負担金はクライアントの介護度や利用時間、利用地域、また入浴介助の利用有無などによって違いが生じますが、1回あたり1,000円〜2,000円程度の自己負担金が必要と考えておくとよいでしょう。
なおこの自己負担金の目安には、昼食・おやつ代が含まれています。
食費や、購入の必要が生じた日用品（おむつ・歯ブラシなど）の代金は介護保険制度の適用とならず全額自己負担となりますので、デイサービスに通い始める前に希望の事業所に相談しておきましょう。
自己負担が高額になってしまった場合は、軽減制度の活用を
介護サービスの利用に伴って1ヵ月の自己負担額が限度額を越えてしまった場合、高額介護サービス費制度を活用すると、限度額の超過分が返金されます。
また低所得などを理由に生計を立てることが困難と認定された方など軽減対象者に該当するクライアントは、自己負担が1/4となる利用者負担軽減制度の対象となるかもしれません。
いずれの場合も自治体への申請が必要となりますので、ケアマネージャーや相談支援センターなどに相談してみましょう。
デイサービスがおすすめな人③
- 要介護と認定され、自宅での生活を継続している方
- 食事の支度に困りごとを抱えている方
- 週に何回か、入浴を介助してほしい方
デイサービスではできないこと
デイサービスは医療機関ではなく、介護サービスを提供する場所です。
そのため看護職員が常駐していたとしても、医療行為に該当する点滴や採血、怪我の処置などを行うことができません。
緊急時には救急隊の手配や、提携の医療機関への連絡という形での対応になりますので留意しておきましょう。
また喀痰吸引や経管栄養に関しては、家族の同意がある場合に限って、研修を終了した介護福祉士による処置が可能となっています。
喀痰吸引や経管栄養が常時必要な状態にあるクライアントの場合は、通所するデイサービスを選定する際に、施設側に対応の可否を必ず確認してください。
デイサービスがおすすめな人④
- 点滴や注射などの医療行為を、日常的に必要としていない方
- 重篤な疾患や大きな持病を抱えていない方
- 健康上の所見で大きな不安がない方
デイサービスの利用は、デイホーム土屋にお任せください
デイサービスを利用することがおすすめな人について、デイサービスの特色を含めてご紹介させていただきました。
デイサービスは比較的介護度が低く、他のクライアントやアテンダントとのコミュニケーションや、レクリエーションなどの多彩なプログラムを楽しむ気持ちがある方にとっては特におすすめの介護サービスです。
また身体機能の低下を理由に気分が落ち込みがちであったり、引きこもりがちなクライアントにとっても、充実した気分転換の時間を過ごしていただけます。
デイホーム土屋では、小規模型で地域に密着したデイサービスを日本各地で提供しております。
介護保険サービス利用が全く初めてという方や、デイサービスに馴染むことができるか不安という方でも安心して利用することのできる、アットホームな事業所となっています。
デイサービスをお探し中の方はどうぞお気軽にお問い合わせください。
