デイサービスのレク!ホワイトボードを使ったおすすめプログラムは?

デイサービスは、要介護と認定されたクライアントにとって日中の居場所となる介護事業所です。

入浴介助や昼食の介助はもちろんのことアテンダントや他のクライアントとのやり取りを通して孤立感を防ぎ、笑顔になっていただくための場所といえます。

特にデイサービスにおいて、他者とのコミュニケーションを図りながら楽しく脳トレができる時間がレク(レクリエーション)の時間です。

今回はデイサービスで行いたい、ホワイトボードを使ったレクの効果やおすすめプログラムについて紹介していきます。

目次

レクの重要性

要介護と認定されたクライアントは、身体機能や認知機能の低下が確認され、日常生活になんらかの支障をきたしている状態です。

そのため自宅にひきこもって生活しがちになってしまったり、毎日の生活がルーティンになってしまい、あまり言葉や認知機能を使わない日常になりがちです。

デイサービスで行われるレクでは、他のクライアントやアテンダントとのコミュニケーションを楽しむことで、脳に刺激を与えて活性化させながら、楽しく気分転換を図ることが出来ます。

ホワイトボードを使ったレクの特徴

デイサービスのレクの中でも、ホワイトボードを使って行うレクは座ったまま行うことができるという特徴があります。

歩くことや運動が難しいクライアントであっても一緒のレクを楽しむことができますので、クライアントの運動機能に関わらず同じレクを通してコミュニケーションをとることができます。

また細かい文字や絵が見えづらいと感じているクライアントや、一度の説明ではルールを理解しきれないというクライアントにとっても、大きなホワイトボードを見ながら進むレクはわかりやすく、ポジティブな気持ちで参加しやすいという利点があります。

「周囲に遠慮して、レクについて質問できないままゲームが進んで取り残される」というクライアントの悩みを軽減することができますので、クライアントからも人気の高いレクのスタイルといえます。

デイサービスでレクを取り仕切るアテンダントとしてもホワイトボードを使ったレクは、ケガのリスクが少なく、またレクの準備の手間が少なく、比較的少人数のアテンダントでも実施しやすいというメリットがあります。

ホワイトボードを使ったレクを行う時の注意点

「クライアントが座ったまま参加できる」「準備するものが少ない」というメリットがあるホワイトボードを使うデイサービスのレクですが、行うときに注意すべき点もいくつかあります。

まずホワイトボードを使ったレクでは、内容がマンネリ化しがちな傾向にあります。

クライアントにとって参加しやすい形のレクリエーションではありますが、毎回似たような内容が続くと前向きな気持ちで参加できなくなってしまいます。

内容に季節感を取り入れたり、少しずつ内容を変化させていくことで、クライアントもアテンダントもマンネリ化しにくいレクの時間にしていきましょう。

加えてホワイトボードを使ってレクを行う際は、後方のクライアントに声が届きづらくなる傾向にあります。

大きめの声でゆっくりと説明を行うことや、時々「●●さんはどうですか?」のように個人を指名した声かけを行うことで、クライアント全員が積極的に参加することのできる環境を整えていきましょう。

ホワイトボードを使ったレクのおすすめ①しりとり

ホワイトボードを使うデイサービスの鉄板とも言えるレクが、しりとりです。

普通のしりとりだけでなく、2字とり(おしりの2字と同じ2字で始まることばにつなげる)や漢字しりとり、絵しりとりなど、クライアントの状況に合わせて難易度を調整することで、レクの時間を盛り上げることができます。

「食べ物の名前で行うしりとり」や「国名で行うしりとり」など様々なアイディアを用いた内容を考案しやすい上に、楽しみながら脳トレにつながりますので、高齢や認知症のクライアントにとってもぴったりの内容となっています。

ホワイトボードを使ったレクのおすすめ②まとあて

ホワイトボードを使いながらも楽しく体を動かすことができるのが、まとあてゲームです。

ホワイトボードに点数が書かれた目標をいくつか掲示し、新聞紙を丸めたボールなどでまとあてを行うレクは、クライアントが大盛り上がり間違いなしです。

上半身をうまくつかう必要が出てくるので、座ったままでもクライアントに体を動かしてもらいたいという場合は、とくにおすすめのレクといえます。

ホワイトボードを使ったレクのおすすめ③福笑い

ホワイトボードの大きさを活かして楽しみたいのが、福笑いです。

定番のおかめさんの顔はもちろんのこと、季節に合わせてサンタクロースやウサギのような、様々な福笑いを準備しても楽しむことができます。

実際に目隠しをしてパーツを並べるのはアテンダントということにして、クライアントから「もっと右!」「上!上!」のように声かけをしてもらう形式で行うと、比較的安全に福笑いを楽しむことが可能です。

もちろん体を動かすことが大好きなクライアントや、周囲の安全が確保できる場合は、クライアントに目隠しをお願いして参加してもらっても非常に盛り上がりますよ。

ホワイトボードを使ったレクのおすすめ④ことばあそび

ホワイトボードの視認性を活かしたレクが、様々なことばあそびです。

連想ゲームや漢字の読み方クイズなど、大きなホワイトボードを使って楽しむレクだからこそ脳トレの面からも重要な「言葉」をキーワードにした内容にすることで、脳の中でも前頭葉にいい刺激となり、脳トレの効果としてもに期待ができます。

お題が似たような題材にならないように配慮することで、マンネリ化を防ぎながらも楽しんでいただきやすいのが特徴です。

デイサービスのレクは、ホワイトボードを使えば間違いなし!

デイサービスのレク時間にホワイトボードを使うことがオススメな理由と、ホワイトボードを使ったレクのアイディアをご紹介させていただきました。

毎日内容を考える必要のあるデイサービスのレクは、楽しい時間ではあるものの、マンネリ化やクライアントの状況に合わせたプログラムの考案など悩ましい点も多々あります。

そんな時はホワイトボードを活用して、「脳トレ」と「気分転換」を両立できるレクを考えていきましょう。

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